活動記録

〜  Archivio dell'attivita` 〜
   4月23日〜25日 フィレンツェ留学生向け週末企画−1
今回の参加者は、イタリアに来てまだ3週間!という初々しいお2人。学校とフィレンツェの町にも慣れ、トスカーナの田舎に来てみたくなったそうです。
 
初日:アグリツーリズモ到着。すでにジャコモが夕食の準備を開始。この会のバッジ贈呈後、2種のクロスティー二とシャンパンでまずは乾杯!続いて“コンタディー二”という乾燥トマト・オリーブ・パンチェッタの上にパン粉を振りかけたパスタとローストポーク。デザートはシエナ名物の。また、翌日に使用の猪をワインと香草に漬けておきます。明日の予定を確認して解散。
 
1日目:朝食後、早速料理教室1回目。ドドーンとジャンカルロ氏登場の時はちょっと固くなったお2人も、時間が経ち彼特有の冗談を聞いているうちにすっかり緊張も解けました。本日のメニューは、前菜:サルビアのフライ、プリモ・じゃがいものラビオリのトマトソース、セコンド・猪とカンネッリーノの煮込み、デザート・パンナコッタ
前菜のサルビアのフライは、サルビアの葉にアンチョビペーストをはさんで揚げた、食欲をそそる一品。プロセッコと一緒にあつあつを頂きます。続いては、ラビオリの生地作り。生地をねかせる間に、中身の準備。このジャガイモのラビオリは、フィレンツェ北部のムジェッロという地方の名物です。続いて、パンナコッタは息子のジャコモより。平行して、猪はワインと香草から取り出し、1口大に切ったものを、炒めた野菜のみじん切りの中に投入。塩と水を入れながら、合計約3時間煮込みます。ラビオリの生地が完成したら、のばして、中身を詰めてカットしていく作業。これは、ジャンカルロが見本を示した後、お2人に仕上げてもらいました。
完成後は、もちろん皆で試食。血生臭かった猪も柔らかく豹変!この会のシンボルである、カンネッリーノ(白いんげん豆)ともよく合います。
休憩の後は、モンタルチーノ観光へ。トスカーナの写真集や車のCMに登場する風景は、ここシエナ県がほとんど。黄色や白の小花に覆われた果てしなく続く緑の丘に、ただただ見とれます。モンタルチーノに行く途中に寄った、モンテ・オルヴェート・マッジョーレ修道院ではイタリア人団体観光客にも遭遇しました。モンタルチーノは、イタリアンワインの最高峰・ブルネッロで有名なワインの産地で、小高い丘の上の町までは、ワイン畑が続きます。町に着くと、この町のシンボルでもある要塞の上へ。そこから望む風景に、お2人も“すごーい!!”この広大な自然は、ぜひ生で見て頂きたいものです。下に下りると、少しづつブルネッロ試飲。ワイン好きでなくとも、その美味しさは歴然!その後は、市庁舎、ドゥモなどを見学に街中を散歩。
宿に帰る前に、明日の食材の買出しに八百屋へ。日本のに比べると特大のナス、パプリカ、またアンティチョークやフィノッキオ、プレッツェーモロなどは日本ではなかなかお目にかかれない野菜です。
夕食は、メロンと生ハムカルボナーラ。明日に備えて、早めに就寝。
 
3日目:朝食前に、モンテ・スッペキオ修道院へ。ここは中世・ペスト(黒死病)流行時に逃げるように森の中に建てられた修道院で、1500年代から崩れ始め、現在は廃墟状態に。ジャンカルロ秘密の場所だったが、2000年の聖年の調査で発見され、説明の看板なども建てられたが、それでも人気のないミステリアスな場所。木々の間からの朝日を浴びた様子は、何とも言えない美しさがあった。ここで朝食の予定だったが、あまりの寒さに退散。ジャコモお手製のクリームタルトの朝食を宿でとる。
朝食後は2回目の料理教室。本日のメニューは、プリモ・ニョッキのプリマヴェーラソース、セコンド・サルティンボッカ、デザート・ティラミス
まずはニョッキの生地作り。柔らかいけど崩れないニョッキを作るには、小麦粉と水の微妙な加減が大事。生地をねかす間、“春”という名にふさわしい野菜たっぷりのソースを作っていきます。好きな野菜を固いものから順に炒めて、終盤に水を加えて煮込むだけと簡単ではありながら、野菜の旨みがぎっしりつまった健康にも良い一品です。ソースを煮込んでる間はジャコモとティラミスの準備。そして、牛薄切り肉と生ハム、サルビアの葉を一緒に巻いてサルティンボッカを作っていきます。最終段階としてニョッキを手で棒状に丸め、気っていく作業。試し茹でして、ニョッキがパンクしなかったので生地の状態もOK。お2人に仕上げてもらい、ジャンカルロが茹でていき、全て茹で上がったらソースと絡め、あらかじめ茹でておいた卵の黄身と花をあしらって盛り付けて出来上がり!サルティンボッカは小麦粉をまぶして焼くだけ。パンが足りなくなったので、即興でスキアッチャータも作りました。あつあつは絶品です。
昼食後は、修了証書授与と、お2人が気に入ったメニューを教えてもらう事に。難しいと思っていたのに簡単でおいしかったカルボナーラ、初体験でどういう味か想像できなかったけど美味だった猪の煮込みが選ばれました!(私個人としては、ニョッキです!)
 
長そうであっという間だった3日間のプログラムも無事終了。すっかり見慣れた田舎の風景ともお別れ、フィレンツェへの帰路へ着きました。
 
 

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